バンコク記 7

チャオプラヤー川の乗合船

 

地図を見ると、歩いていける距離にチャオプラヤー川がS字型にうねっている。
乗合船に乗ってみようと地図を頼りに歩き出した。



船着場を探すが仲々見つからない。

やっと探し当てたが、いろんな船が出入りして、








今度はどの船が乗合船だか判らない。


急ぐ旅ではない、目の前のカフェでビールを飲みながら観察する。
手摺に寄りかかって船を待つ金髪娘の髪が風に靡く、
天秤棒を担いだ行商人風の女がやってきてベッタリと腰を下す。

大小様々な船がやってくる。 





客ではちきれそうな船がやってきた。
これが乗合船だ、大体が30分間隔位でやって来る。

上りと下りがある。
伝馬船にエンジンが付いた小振りなのが向こう岸への渡し船だ。

乗合船は100人位は乗れそうなやや大型。
要領が分からないので他の客にくっ付く。
直ぐ、丸い筆箱のような物をチャカチャカ叩きながら乗務員が乗車賃の徴収する。


小刻みに船着場を止りながら、チャオプラヤー川の風を切る。








両岸には宮殿、寺院、大きなビルが次々に現れては消えて行く。

安上がりのクルーズ、時間、場所の制約の無いこんなクルーズも楽しい。

つづく