バンコク記(11)
博物館
カオサンから歩いて行ける距離の博物館へ。
道路が複雑に交差していて一寸わかりずらい、大通りを横切るのが大変だ。
片側五車線もある広い道路は猛烈なスピードで走る車、バイクが絶えない。
博物館は大変な規模、何処でも王様、皇帝の資力は凄い。
ゆっくり観たら一日掛けても見尽くせない。
時代毎のタイの歴史が要領よく整理されている。
タイの歴史も面白そうだ。
いつかウボンでみた岩画の模写、他にも似たようなものが何個所かある、
何時か行ってみたいものだ。
大きな山車の様なものと山車の様な船、歴代の王様の乗り物だ。
やはり仏像が圧巻、時代毎に顔かたちが変わって来る。
くっきりと体の線を出ししなをつくる仏像は妙に艶めかしい。
織物、陶器、漆器、楽器の種類も豊富だ。
タイ衣裳の男女の踊りに出っくわす。
仮面を被った男性の勇壮な踊りに対し女性の踊りは指先まで神経の行き届き、繊細だ。
見学者は白人、日本人が多い。
刺青の若い男と女が並んで仏像を模写している、
仏像もさる事ながら真剣な面持ちの男女に暫く見取れる。